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『三島由紀夫伝説』 新潮社  2200円     

芸術選奨《文部大臣賞》受賞      

 昭和のまがまがしい異形の悪夢を背負って生き、死んだ天才の「仮面の生涯」・・・三島由紀夫をめぐる隠された「伝説」の謎を解く評論大作。

1993年発行直線上に配置

『“間の”構造』  ―文学における関係素―   
            集英社  2260円


     第12回平林たい子文学賞受賞 
     日本建築学会百周年記念文化賞受賞

かつて“原風景”論によって、文学のみならず建築や民俗学にまで大きな示唆を与えた著者が十年の後再び刺激的に問う想像力論

1983年発行

『歴史の斜面に立つ女たち』
―文学のなかに女性像を追う― 
            毎日新聞社  1200円

変貌しつつある日本の女性の姿を戦前・戦後にわたって捉えた初の試み。すべての現代人必読の文献。
太宰、宇野千代、有島武郎、谷崎、佐多稲子、安吾、円地文子、犀星、中里恒子、島尾敏雄、平林たい子、武田泰淳、津島祐子、山本周五郎、倉橋由美子、安岡章太郎、瀬戸内晴美、有吉佐和子、吉行淳之介、等の作品の女性像。

昭和60年発行

『室生犀星評価の変遷』 ―その文学と時代―

 奥野健男編著 三弥井書店 1400円 

 

室生犀星の評価を辿る。奥野健男、吉本隆明、清岡卓行、結城信一、福永武彦・・多彩な論陣で送る必携評論集。

昭和61年発行

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《奥野健男 著作紹介》

『文学は死滅するか』 ―自選評論集―   学藝書林    
                             1860円

今ふたたび、文学のあり方を問う。
「太宰治論」の著者が放つ、批評精神の真髄。
・・・・・この時代の文芸評論家は誰も今と違って、読者に自分の考えを少しでも分かってもらおうという態度で評論を書いていた。それが文芸評論家の生きがいであった。(「あとがき」より)

1990年発行直線上に配置

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1998年発行
『太宰 治』  文春文庫  540円
  

弱ケレド温カキ若キ人々」の永遠の味方、太宰治。
選ばれてあることの恍惚と不安に引き裂かれ、自己破壊・脱出・反逆という下降指向の道へ突き進んだ彼は、自身の弱さをいかにして人間本質の問題に深めえたのか?そしてその真の魔力の源とは何か?数知れぬファンに読み継がれてきた太宰論の古典。解説・太田治子 
          (本著は「太宰治論」と同内容です。)


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『坂口安吾』  文春文庫  600円 

「人間は生き、人間は堕ちる。そのこと以外に人間を救う便利な近道はない」―。敗戦の混乱の中、「風」のような笑いと、「石」のようなニヒリズムをもって、焼け跡を駆け抜けた巨人・坂口安吾。そのめくるめく精神の振幅を、苛烈な人生と作品郡から総合的に論じる、批評文学の名作。長男坂口綱男氏のエッセイを巻末に併録。

1996年発行



『越境する文芸批評』 平凡社    2600円 

 

20世紀末・芸術の現在
奥野健男が文芸から「越境」して、鋭く論じる、美術・演劇・音楽・映画。そして敬愛する作家たちへの鎮魂歌。
 

1995年発行直線上に配置

 

『文学のトポロジー』 河出書房新社  2400円 


居間、書斎、寝室、厠・・・それらの場所は小説の登場人物にどのように関わり合っているか古今の名作を通して、人間と場所との関連性、その構造と形態を探り、トポロジー(=位相)を追求する、著者渾身の遺作!
柳美里氏、感動の書き下ろしエッセイ収録


1999年発行

『文学における原風景』 
―原っぱ・洞窟の幻想―   集英社
1200円

日本建築学会百周年記念文化賞受賞     

文学者の作品には、そのイメージやモチーフを支える母体としての自己形成空間が色濃く投影されている。それは文学においていかなる意味をもつのか。文学を芸術として成立させる“原風景”を総合的に捉えるために、現代の日本人の深層に深く残り決定づけている幼年体験、原イメージを、縄文式文化の呪術的空間に求め、弥生の定着農耕文化から現代の都市空間への考察をダイナミックに展開する興味あふれる長編評論。
「原風景」と言う言葉は本書によって発表された奥野健男の造語である。



『ねえやが消えて』  河出書房新社  
   ―演劇的家庭論―     2500円

聖女でもあり魔女でもある存在「ねえや」・・・かつての文豪達が抱いた憧憬と畏怖。彼らの文学世界と「ねえや」との関係を多彩な思考で展開する

1991年発行

1972年発行

『増補 文学における原風景』
―原っぱ・洞窟の幻想―    集英社 2260円

1989年発行
 

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『芸術の返際』 阿部出版 (評論集上巻) 
              2200円  

演劇、建築、音楽、美術、科学などの分野を縦軸に、そして昭和という時代を横糸に“芸術の喜び”を語った異色の評論集

1990年発行

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『往相還相』  阿部出版 (評論集下巻)  
              2200円 


“昭和文学”の精神は終焉したのか・・・。芥川、太宰、三島という文学者を22年ごとに自殺させた昭和の文学とは一体何だったのか?「往」と「環」の狭間に立って今、“平成の文学”を展望する。

1990年発行

『三島由紀夫伝説』     新潮文庫  667円(税別)

没後30年 狂おしくも詩的な魂 その伝説。
敗戦によって「世界の終末」を見てしまった男。同世代の誰彼と並走しているかに見えて、実はトラックを一周速くまわっていた天才。戦後社会への、いやしがたい敵意と、ぬきんでた悪意の「象徴」でありつづけた唯一の作家・・・。「文学の兄」と敬愛した三島由紀夫の、あまりに衝撃的な自裁。その日から二十年余の歳月をかけ「伝説」にまで醇化させた、ある「狂おしくも詩的な魂」の全貌。

なお文庫化に当たって、森孝雅氏のお手をわずらわせ、本文を約3分の2に圧縮して頂きました。(遺族付記)

平成12年発行直線上に配置

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