夢の話(第一弾)
 
 アンジェリークにはまってから、まだ1年も経ってないのに、守護聖さまが登場する夢を見てしまった。朝起きての第一声がマジで「守護聖さまたちの夢をみちゃったわ」…
まるでゲーム中のアンジェさながらである。

 その夢の中の自分は、どうも女王候補のような感じ。まさに、アンジェなりきり、である。どういった事情かはわからないが、なにかへまをやったらしく、ジュリアスさまにひどく叱られた。
「そんなことでは女王候補としての自覚があるとは到底思えぬ。即刻聖地から立ち去るが良い。」
ってな感じである。コ、コワイ…あのジュリアスさまにこんなふうに叱られてしょげないはずがあろうか。(ホントの私は、ジュリアスさまよりちょっと、いや、ここで鯖を読んでもしかたない、かなり、年上のはずなんだが…)すっかり落ち込んで食堂(これが夢の話の変なところで、まるで学食みたいな場所だった)で食事をしていると(落ち込んでも腹が減るらしい…)、寮にあった自分の荷物がまとめられてそこへ届けられた。

 それを見て、これはもうジュリアスさまは100%本気で私を追い返そうとしている、ということを思い知らされたので、覚悟を決め、最後のご挨拶を、とジュリアスさまを捜す。

 断っておくけど、私の一押しは最初オスカーさまで、その夢を見た当時は(今も、だけど)ゼフェルさま。なんで、こうもしつこくジュリアスさまにこだわった夢なのか、見た本人にもさっぱりわからない。

 ま、それはおいておいて、とにかく、あちこち捜しまわるんだけど、いっこうにジュリアスさまが見つからない。嫌なのよね、こういう夢。追いかけても追いかけても追いつかない、とか、何か精神的にプレッシャーがあるときにこういう夢を見るのかな?

 やっと中庭のようなところでジュリアスさまが庭の反対側からこちらへ向かってくるのを見つけた。太陽を背負ってやたら眩しかったのを夢ながら鮮明に覚えている。で、そのジュリアスさまのほうも、私を捜していたところだったようで、
 「先ほどは、わたしも少々きつく言い過ぎたようだ。出て行けというのは取り消す。」
とおっしゃる。もううれしくてたまらなくなった私はなんとジュリアスさまの胸にすがりついて泣き出してしまうのである!こんな美味しい夢で、なぜ相手がジュリアスさまなんだろう?いや、もちろんジュリアスさまも捨てがたいほど好きだけど、それでもなんでジュリアスさまなの?とついつい思ってしまう。

 夢の中では、かなり現実的に、ジュリアスさまのお衣装を鼻水で汚したら大変だ、とか思いつつも涙が止まらなかった自分であるのだが…

 こんな夢を見るなんて、頭が壊れたのかな、私。

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